難しい面談
評価面談の季節です。
部署スタッフ一人ひとりと向き合う、管理職にとって避けて通れない、大切な時間です。
大事な時間とわかっているのに、実は私はこれが苦手です。
今日もそんな面談を一人ずつ行い、色々な事を胸の奥に抱え残したまま、パソコンに向かっています。

頭から離れない面談
今回面談をしたのは、数か月前より退職希望を申し出ているスタッフAさんです。
退職希望はあったけども、明確な時期が未定。今後の意向を確認する目的もあっての面談でした。
結果、退職については周りからの引き留めもあり、迷っているという事ではありました。
Aさんが退職を希望する理由は、スタッフBさんとの折り合いが悪くなったからというものです。
Bさんはまだ経験が浅く、成長もゆっくりなスタッフ。AさんはそんなBさんを支え、時に指導もしてくれていた存在でしたが、関わるうちに少しずつ折り合いが悪くなっていきました。
管理職としても、折り合いが悪くなるまで、対応させてしまった状況は本当に申し訳なかったとして、Aさんには伝えました。
そんなAさんから出て来た言葉は、まじめにやっている自分のほうが、もやもやを抱えて現場を去っていく事に納得がいかないという、悔しい思いでした。
Aさんの気持ちは痛いほどわかりました。退職をするかどうかを決定するのは自分ではありますが、人との関係がきっかけになっての退職、不本意なのだと思います。
私は、以前よりAさんの仕事に対する姿勢はとても評価しており、ずっと一緒に働きたいと考えています。だからこそ、退職を迷っている事に関しては「迷っているなら、今すぐ辞めなくていいんじゃない」と伝えました。
しかし、伝えはしましたが。
私は師長としてAさん、Bさんの関係不良を課題として受け止め、これからも関わり続けるつもりです
それと同時に、Bさん自身が頑張ろうとしている気持ちを持っている事も知っています。
なので、Bさん本人にやる気がある間は、あの手この手で成長を促していきたい。
そう思って関わっており、これからもそのつもりでいます。
Aさんの「納得いかない」という気持ちも本物。
Bさんを育てていきたいという思いも本物。
でもその二つは、どうやらきれいには両立しない。
病院として今後どう動いていくのかも、私には約束できない。
面談後、とても苦しくなる
とても苦しくなりました。
「どうするのが正解なんだろう」面談のあいだも、終わってからも、ずっとその問いが頭を回っており、その日は、「本当に私はこの仕事に向いてない」とまで落ち込んでしまいました。
でも、時間の経過と共に気持ちも落ち着いてきました。
この仕事に向いていないのは、スタッフには申し訳ないけど仕方ない。でも、だからこそ、逃げずにやって行けば成長していけるではないか、伸びしろがあるという事。
こんな風に悩み落ち込むことは、仕事にちゃんと向き合っているから。「正解がわからない」と苦しくなるのは、目の前のスタッフを大事に思い、何か出来ないかともがいている証拠なのかもしれない。
思いを解きほぐしていく事で、少しだけ前向きに捉えていけました。
対人援助の仕事って、本当に大変です。
人の考えが十人十色であるように、人を相手にする看護も、管理も、答えのない問いの連続。マニュアルどおりにいかないことばかりです。
私は、向いていないからこそ伸びしろがある。
面談のスキルを磨くこと、考える力を鍛えること、研修に出て学ぶこと。できることは、まだたくさんあります。
モヤモヤは、その後もまだ消えていません。最良な答えも、まだ出ていません。
でも、答えの出ないことに向き合い続けられること自体が、この仕事の誠実さなんじゃないかなと、
今は思っています。
同じように悩む管理職の方へ
もし、同じように面談で疲れている看護管理職の方がいたら。正解が出せなくても、それでいいんだと思います。
悩んでいる時点で、あなたはちゃんと向き合えている。
だから一緒に、ゆっくり成長していきましょう。
今日も一日、ごくろうさまでした。
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