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部下が動かないのは伝え方のせい?管理職が学んだ「人を動かす」コツ

人を動かす事って大変。あるプロジェクトの滞り。


「人を動かすって、大変なんだなあ。。。」

最近、しみじみそう感じる出来事がありました。
旗振り役がいて、指示もちゃんと出されている。なのに、チームの足並みはなかなか揃わず、気づけば、いつも“動く人”だけが動いている――そんな場面です。

私の部署のスタッフが関わる、ある合同プロジェクトでのことです。
複数のメンバーで取り組んでいるのですが、そのプロジェクトに向かう各自の姿勢に温度差がある。
そのスタッフは熱心に自分ごととして動くのですが、他のメンバーの中には、どこか一歩引いて他人事として捉えているような人もいる。
結局、同じ人ばかりが手を動かすことになり、その人が少しずつ疲れて、不満も募っていく。
また、指示内容もうまく伝わっていないのか、とりまとめたものは上から訂正される事が繰り返されてもいる。プロジェクトが遅々としてすすまない、終わらない状況に陥っていました。

動かない人にも理由がある。

何故こんな事が生じてしまうのでしょうか。

一歩引いてしまっている人たちも、決してやる気がないわけじゃない。
恐らく、「このプロジェクトが最終的にどこに着地するのか」や、「自分たちが取り組む事の目的」が見えていないからなのだと思いました。
ゴールがぼんやりしていると、人は走って向かう事は出来ません。
だから、どうしても目の前のやる事が明確な、日常業務を優先してプロジェクトは後回しにしてしまいがちになります。

そして、指示を出した側。
その時その時にちゃんと伝えており、何も言っていないわけじゃない。
ただ――「言った」ことが「伝わった」のかどうか、です。
こちらが伝えた事を相手が理解し、相手が行動に移せるまで理解出来ているのかどうか、なのです。

相手に伝える技術

相手に伝えるって難しいです。
私も身をもって日々痛感しています。
私は、会議で大勢の人に話をする機会があるのですが、一生懸命話をし、伝えたと思った事が、出来上がった議事録には全く違う意味で記録されており、慌てて訂正をお願いする、というような事が先日より続きました。
どうしてだろう、何故こんな事が生じるのか悩んでいる時に、手にとって読みだした本があります。

『コンサル時代に教わった 仕事ができる上司の当たり前』(西原亮)


読みだしてすぐに、思い当たる節が沢山あり、自分の事を指摘されているようで、衝撃でした。
特に [第1章 仕事ができる上司の「任せ方」の当たり前]の、『あいまいな言葉を使わない』という部分は今の自分にとても響きました。


*上司側の部下から嫌われたくない等の思いが、発する言葉の語尾を曖昧とする。それが、指示が明確に伝わらない原因となっている。
*曖昧となってしまっている語尾部分を、明確な指示に「翻訳」して部下に伝える事が必要。
*上司は「言い切る」勇気をもって明確な数字の提示、断言をする。そうする事が、指示を受けた部下が迷わず進むために必要。

詳しくは是非本文を読んで頂きたいのですが、悩んでいた私にはとても刺さりました。
伝わらない理由は自分にあった。そして、自分の言い方、伝え方を変える事で、スタッフの仕事への取り組み方をも変えていけるのだと、目の前が開けた感じでした。

コンサル時代に教わった 仕事ができる上司の当たり前 [ 西原 亮 ] 楽天で購入

今回のプロジェクトの滞りを解消する為には


この本を読んで得た反省と学びを元に、合同プロジェクトが円滑にすすむようにするにはどうすれば良いだろうか、考えてみました。
まず、指示する側の指示内容である「プロジェクトの目的」「プロジェクトが終わったとき、現場にはどんな効果が得られる事が期待できるのか」をプロジェクトメンバーに伝え、着地点の景色がイメージ出来るようにして、現場がイメージしやすいように、具体的な言葉へと翻訳していきます。
一人ひとりが「自分は何をすればいいのか」「何を期待されているのか」行動に移せるようにしていきます。更に「あなたにはこれをお願いしたい」まで翻訳して分解できれば、今生じている温度差は更に減らせるでしょう。
そして現場の状況を指示を与えた側にも翻訳して伝える。早い段階ですり合わせておくことで、指示側と現場のイメージのズレを防止し、プロジェクトが円滑にすすむようにする。
双方向のやり取りを、翻訳というかたちで仲介していってはどうかと考えました。

人を動かす力

人を動かすには、天性のカリスマ性と人を引き付ける力でやっていける人もいるのかもしれません。
しかし、殆どの人が自分の思いのみを叫んで号令をかけているだけでは、うまく現場はついてこない。

自分が思いえがく事を、相手が動けるようにゴールを見せ、役割を渡して、つまずきも取り除いておく…、地道な「翻訳」と個々への対応の積み重ねというテクニックを駆使できる人が、出来る上司であり、人を動かしていける人なのだと思いました。
自分への戒めも込め、人や組織を動かせる管理職になれるよう、これからも頑張っていこうと思います。

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