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「夜勤がつらくなってきた」「昼間中心の働き方がしたい」
でも、給料は下げたくない——。
そう考えている看護師さんは多いのではないでしょうか。
私自身、病院勤務の他に、クリニックと訪問看護の両方を経験しました。
この記事では、実際に働いてみてわかったことを正直にお伝えします。
まず知っておきたい:給与構造の違い
転職前に必ず確認してほしいのが、夜勤手当の有無です。
病院では夜勤1回あたり5,000〜15,000円の手当がつき、月4〜8回こなせば年間で数十万円単位の収入となります。看護師の給与はいいと言われますが、やはり当直をするからこそではあります。
クリニックや訪問看護は、この手当がなくなるか大幅に減るため、基本給が変わらなくても手取りが
下がるケースは珍しくありません。
「転職したら思ったより給料が減った」とならないよう、総支給額ベースで比較することが大切です。

クリニック勤務のリアル
**よかったこと**
*クリニックのメイン業務は、診察補助・点滴・注射・採血です。入院患者の急変対応のような緊張感はなく、毎日穏やかなペースで仕事が進むのが正直ありがたかったです。
*点滴・採血は毎日繰り返す業務ですので、それらスキルは維持向上できました。
*私が勤めていたのは内科クリニックだった為、内視鏡も実施しており、検査の準備から検査介助、
後片付けまで携わり学ばせてもらえました。
また、検査技師がいない分、ABI検査や心電図なども看護師が担当するので、検査手技の向上と知識の幅が広がったのは収穫でした。
**大変だったこと**
*クリニックは全体のスタッフ人数が少ない為、業務の分業化はほとんどされていませんでした。
私の場合ではありますが、他院への受診調整(地域医療連携業務)から、掃除・制服の洗濯、窓口業務まで、看護師業務の枠を超えたことをするのが日常業務でした。
「なんでも屋」の状況に、最初は戸惑った事を覚えています。
*勤務形態も要注意で、午前診と午後診の間に中抜けが発生するシフトでした。
勤務時間としては同じでも拘束時間が長く感じるのが地味につらかったです。
*そのクリニックは、地域に根付いたクリニックだったので、患者さんとの距離が近く、プライバシーが守りにくい場面もありました。
そして何より、「このままで看護師としてのスキルは大丈夫か?」という焦りは、働きながら感じていました。
訪問看護のリアル
**よかったこと**
*訪問看護の面白さは、医療設備がない環境で自分の頭と手で工夫して看護を提供していくことです。
たとえば点滴台がなければ針金ハンガーを伸ばして鴨居に引っかけて代用する、お風呂介助は
この狭い自宅の浴槽にどうやって安全に入浴を提供するか——こういう現場に沿った知恵を自分で
出していくという点が、日々鍛えられます。
*一人で訪問する事が通常です。訪問中の情報収集とアセスメントが、そのまま患者さんの状態に影響する事もあります。必要であればその場で医師に報告し、受診に繋げることもあります。
自分の判断が、直接患者の状態管理につながるという緊張感は、医師がすぐ近くにいないという、
訪問看護独特の緊張感です。クリニックとも病院とも違うやりがいでした。
*「来てくれるだけで安心する」と言っていただける機会も多く、感謝の言葉が励みになって
いました。
**大変だったこと**
*メインの業務が体調管理・服薬管理・排便コントロールという事が多かったです。そのため、
急性期スキルが落ちていくのでは、という不安はクリニック時代と同様に感じました。
*1件あたり30分〜1時間の訪問を、多い日は1日7件こなすこともあります。
訪問件数が多いという事はイコール、屋外移動の過酷さです。
私は電動自転車で訪問先を周っていました。夏は暑く、冬は寒い。
体力的にかなりハードで、夏場には自分が点滴をしてもらって、仕事をするというスタッフもおり、
過酷さは想像以上でした。
*訪問先の環境は選べません。掃除が行き届いていない、清潔ではないご家庭への訪問も
あります。そこに抵抗を持つ人も多いようです。
給与比較まとめ
| 病院 | クリニック | 訪問看護 | |
|---|---|---|---|
| 平均年収目安 | 約525万円 | 約400〜450万円 | 約458万円 |
| 夜勤 | あり | なし | 基本なし |
| オンコール | あり | なし | あり(事業所による) |
| 向いている人 | 手当込みで稼ぎたい人 | 安定・ゆったり。 日勤のみ希望する人 | 自律した動き方を 望む人 |
※あくまで目安です。職場によって大きく異なります。
給料を上げたいなら「管理職」という選択肢も
転職だけが収入アップの手段ではありません。
管理職を目指し、給料アップを狙うのも一つの選択です。
実際、私も師長となってからは大幅に給料が上がりました。
これも職場によって差がある為、あくまでも目安ですが、看護師長クラスの平均年収は
約700~750万円という試算もあります。ただし、管理職手当がつく一方で時間外手当が出なくなる
ケースは多いです。いかに残業せず効率よく働けるかでも、変わってくる点です。
↓↓看護師長ってどんな仕事?一日の流れと平均年収をお話します。↓↓
https://sachi-ohkikana.com/wp-admin/post.php?post=946&action=edit
クリニックや訪問看護へ転職か、管理職を目指してみるか——何が自分に合っているかを、給与面だけでなくライフスタイル全体で考えてみることをおすすめします。
まとめ

- 穏やかに・日勤のみで働きたい → クリニック
- 自律性・やりがい・給与バランスを重視 → 訪問看護
- 今の職場で収入を上げたい → 管理職という道も
まずは求人を比較して、自分の条件に合う職場を探してみましょう。
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