病院での委員会活動のお話です。
病院にお勤めの方は、「委員会活動」があるため、正直「面倒だな」と感じる人が多いのではないでしょうか。
私自身も役職につくまでは、委員会の必要性に疑問をもっていたこともありました。
病院内に多数ある委員会
医療安全対策委員会、褥瘡対策委員会、感染対策委員会……一つの医療機関内で、たくさん設立されている委員会。多くは診療報酬の算定要件を満たすために設置されていて、活動を継続すること自体に意味があります。
でも現場のスタッフから見れば、役職に就く前の私と同様、必要性に疑問をもち、「通常業務を邪魔する存在」「やる理由がわからないもの」に映ってしまうことが少なくないようです。

先日の委員会でのこと
今、私はある委員会で委員長という立場となり、活動の中心を担っています。
過去に委員会の必要性に疑問を感じていた私も、今では必要なものと理解しています。
そして委員長として、この委員会を任されている以上責任もあります。
診療報酬算定に不備不足無いよう、活動しなければと考え、取り組んでいます。
降り出しに戻す残念な意見
私が委員長をしている委員会で、先日あった出来事です。
決定した事項について、今後の具体的な取り組み方法を話し合っていました。
すると、スタッフ数名から「これって、やらないといけないんですか?」「これは、何回くらいすればいいんですか?」と、明らかに不満を持っているという声での意見でした。
今日に至るまでの数か月間、毎月の委員会で決定した事項について話し合っていたところでした。
それなのに、今までの経過を全て覆すような意見。
私は、憤りを感じながらも、感情的にならないよう気持ちを抑え、取り組む目的、決定されるまでのこの数か月の経緯を説明しました。
そして、再度了承を得て、話し合いを再開していったのです。
継続的に検討している事がリセットされたような意見がスタッフから出るのは、今回が初めての事ではありません。
「何故、毎回こんなことになるんだろう」そのような状況への不満は膨れ上がり、気持ちもすっかり疲れてしまいました。
時間を置いてから気づいたこと

しばらく、口を尖らせて過ごしていた私ですが、時間の経過とともに、気づいたことがありました。
師長になってから、委員会や会議に出席する頻度がうんと増えました。
それら委員会や会議の中には、自分は特に発言する機会も無く、話を聞いているだけの会議もあります。普段の私はそんな話を聞いているだけの会議でも、院内のことを把握するために出席は必要と捉えています。
しかし、ある忙しい日、リーダーもしている、業務も山積み、そんな中で会議がありました。
「なんで、これに出てないといけないんだろう」普段には無いイライラ。会議が早く終わらないか時計をチラチラ。
会議そのものが、余分な仕事にしか思えない日がありました
その日の事をふと思い出し、「あ、スタッフもこういう気持ちなのかも」と、思ったのでした。
スタッフも、日々の業務をやりながら委員会に出席。
委員会後も、まだまだやらないといけない処置や記録があることでしょう。
そんな状況だったら、委員会に対して主体的に取り組めない気持ちにもなるでしょうし、委員会で新しい取り組みなんて提案されたら、更に仕事が増えるのかと思ってしまっても仕方ないことなのかもしれません。
そんな気持ちに気づいたとき、スタッフに対して抱いたあの日の憤りを恥ずかしく感じたのでした。
委員会活動を業務に繋げるには
かといって、委員会活動を無しにすることはできません。
また、形骸化したものにもしたくはありません。
せっかく定期的に時間をつくってやるものなのだから、少しでも自分たちの業務に活かせるものにしていきたい、日々の業務に「プラスになる」時間として活用できるものにしたい、みんなが積極的に取り組めるものにしたい、というのが私の理想です。
例えば、委員会で話し合うことが患者さんのケアに活かされたり、委員会で学んだことで、迷う時間が減り、業務時間の短縮化に繋がった等、業務改善に繋がるものになれば良いと思います。
委員会活動が、ただただ余分な負担なものとしていたいわけではないのです。
同じように委員会運営に悩んでいる方がおられたら、委員会自体の負担の減らし方や、メンバーのやる気の引き出し方など、ぜひ教えていただきたいです。
まだまだ、模索中の私です。

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