「管理職がいない日」に現場を守るには?マニュアルとオンコールのあいだで考えたこと

「管理職がいない日」に現場を守るには?マニュアルとオンコールのあいだで考えたこと 仕事術・業務改善

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管理職不在時の出来事

看護部長も師長も不在の日曜日に、うちの部署であったことのお話です。
最低人数での勤務状況の中、イレギュラーな対応が必要となる事案が発生しました。
対応に困った現場スタッフは、当直医や当日出勤していた他部署の主任、スタッフなどたくさんの人に相談して、なんとかそのイレギュラーな事案を対応し終えた、というものでした。

本当に普段には無い事案だった為、私が出勤していたとしても、判断に迷ったと思います。
なので、週が明けて報告を受けた時は、大きな問題も発生させず、最後までやり遂げたそのスタッフたちは、本当によくやったなと感心したものです。
しかし、この出来事はスタッフの中に小さな不安を残した事案となりました。

当院の日曜・祝日のフォロー体制

うちの病院では、日曜・祝日に管理職が必ず交代で出勤している状況はつくっていません。
その為、今回の事案後、日曜・祝日の「院内で出勤している管理職の状況が一目でわかるようにしておいて欲しい」「自分の判断で誤っていないか、相談できる先がほしい」そんな声が上がったのでした。

この意見を受けて、すぐに上司にも相談したのですが、上司からはまた違う視点での意見が返ってきたのでした。
「管理職が交代で常時出勤している体制を作るのは現実的に難しい。それよりもマニュアルをしっかり整備し、現場で判断できる状態を作るべきではないか」と。

どちらの言い分も、よくわかる

私がまだ一スタッフだった頃も、今回ほどの程度ではないにしろ、判断に迷う出来事は色々と出くわしました。
「この判断で本当に合っているのか」「相談先がほしい」管理職が不在な状況に不安を感じ、不満にも思ったことをおぼえています。

管理職になった今は、ある程度のことは自分の裁量で決められることもあり、以前感じていたような不安な気持ちはほとんど抱かなくなりました。
でも、今だからこそ気づくこともあります。
それは、イレギュラーな事や不測の事態というものは、人の数だけパターンがあるということです。
どれだけマニュアルを整えても、個別のケースごとに、迷いは生まれてしまうもの。
なので、上司が言われるように、マニュアル整備は必要ですが、それだけで全ての事案をカバーするということは、中々難しいのではと、正直思ってしまいます。

かと言って、過去の私のように不安や不満を感じるスタッフが、いない状況にはしていきたいとも思います。
なので、今回の要望を受けて管理職を交代で出勤させる体制を作るべきなのか。
それとも、出勤していなくても電話一本で連絡が取れるオンコール状態にしておくべきなのか。
しかし、それはそれで、管理職自身のワークライフバランスを置き去りにしてしまうことになり、果たしてそこまでする必要があるのかとも思うのです。

『ここまでは現場で判断OK』のラインを決める

色々述べましたが、現段階ではマニュアルは必要だと考えています。
そこに、「ここまでは現場で判断していい」という具体的なラインを書き込んだ物をつくり、スタッフにある程度の範囲で裁量を持たせるようにしてみます。
そして、ラインをオーバーして判断が出来ない状況になった時にはじめて、部署の管理職に電話連絡する、というハイブリッド方式をとってみてはと思います。
こうすることで、現場が自分で判断することへの不安の軽減となり、管理職が不在なことへの不満の軽減にもつながるのではないでしょうか。
その為にも、実際に起きたケースをひとつずつ積み重ねて、育てていくマニュアルとしていくことも必要と思います。
今回の出来事も、その一つの材料にしていき、安心の提供に繋がればと思います。

最後に

同じように、管理職不在の日の判断に頭を悩ませたことがある方、もし「うちはこうしている」という工夫があれば、教えていただけると嬉しいです。
今回のことへの私の取り組みは、まだ道半ばです。
色々参考になる文献やセミナーなどをチェックして、管理職不在時でも滞りなく動く現場を目指して、マニュアル整備にとりかかってみようかと考えています。

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