はじめに

最近、リーダーシップについて学び直しています。
リーダーはどんなふうに物事を考え、組み立てていくのか。スタッフにどう声をかけ、どう関わることで、より良い職場をつくっていくのか。
管理職になって何年も経ちますが、学ぶたびに「知らなかった」「できていなかった」と思うことばかりです。 その中で、自分のスタッフへの関わり方について、大きく間違っていたかもしれないと反省したことがありました。
今日はそのことを書いてみようと思います。
私はいつも「期待しない」ようにしてきた
私は今まで、プライベートでも仕事でも、いつも周りに期待しないようにしてきました。
理由はシンプルです。 誰かに期待すると、思った通りにならなかったときに、がっかりしたり、イライラしたり、余分な感情が生まれてしまうからです。
もちろん、相手に「期待していません」と言ったことはありません。
それが失礼なことだとわかっているからです。
職場でお願いごとをするときも、きちんと言葉を選んで伝えてきました。
でも、心のどこかでは「うまくいかなくても仕方ない」「期待しなければ、がっかりもしない」と思っていました。
今振り返ると、あれは自分の気持ちを守るための予防線だったのだと思います。

任せて、期待して、育てるということ
学んでいる中で、こんな考え方に出会いました。
読んだとき、正直ドキッとしました。 私がしてきたこととほとんど逆で、心を見透かされたような気がしたからです。
期待もせず、任せることも苦手
振り返ってみると、私はスタッフに期待しなかっただけでなく、人に任せることも苦手でした。
決まった業務をお願いすることはあっても、「この仕事を任せてみよう」「これを通して成長してほしい」と考えて割り振ることは、できていなかったように思います。
信頼して期待の言葉をかけることが、スタッフの成長につながる。
そして、新しい仕事にチャレンジするきっかけにもなる。
私には、スタッフを「育てていこう」という意識が足りなかったのだと実感しました。
意識して関わってみたら
そこで早速、少しだけやり方を変えてみました。
何かをお願いするときは、目標を伝えたうえで「こうなってくれたら嬉しい」「あなたならできると思っている」と、期待していることを積極的に言葉にして伝える。
一度 任せたら、細かく口は出さない。そのかわり「困ったことや予想外のことが起きたら、必ず教えてね」と最初に伝えておく。 相談に来てくれたときは、手を止めてしっかり話を聞く。
特別なことではありません。 でも、これを意識してみたところ、スタッフの反応がいつもより良くなったように感じました。 話を聞く表情が違ったり、自分から報告に来てくれたり。 私の気のせいかもしれませんが、手応えのようなものがありました。
そして、逐一報告させて管理するのではなく、本人が困ったときにしっかり支えられるようにしておく。 そうやって、できるだけスタッフの自由度をそがずに任せることが大切なのだと思いました。

「方向性が見えない」と言われた理由
以前、スタッフから「師長の方向性が見えない」と言われて、悩んだことがあります。
関連記事👇
「師長の方向性が見えない」と言われて、まだ答えが出ていません
あのときは、スタッフから何を求められているのか、はっきりとは分かりませんでした。 方針は伝えているつもりだったし、目標も共有しているつもりだったからです。
でも今回、ようやく少し理解できたような気がします。
スタッフが知りたかったのは、私が目指そうとしている部署の方向性。そして、その方向に向かって、私が何をやりたいのか、みんなにどうなってほしいのか、何を期待しているのか、だったのかもしれません。
期待しないことで自分を守っていた私は、その一番大事な部分を、スタッフに見せていなかったのだと思います。
まだ試している途中です

とはいえ、まだ試しの段階です。
期待を伝えることで、スタッフにプレッシャーを与えてしまうこともあるかもしれません。
私自身も、期待通りにいかなかったとき、うまく気持ちを整えられるかどうかも分かりません。
それでも、予防線を張ったまま関わるより、期待を言葉にして任せ、一緒に進むほうが、きっとお互いにとって前向きなはずです。
私のリーダーシップは、まだまだ発展途上です。学びながら、うまくいったこと、いかなかったことを、また書いていきたいと思います。
同じように「期待しないほうが楽」と思っている管理職の方がいたら、一度だけ、小さなお願いごとから試してみてはいかがでしょうか。


コメント