師長の仕事の一つに、「調整」というものがあります。
何に対する調整かと言いますと、それは「人間同士のもめ事」です。
大人が仕事をする場。もめ事なんて無いのではと思いますが、やはり人間が複数集まると、ちょっとした、いさかいや揉めごとは常につきまといます。
この調整業務。正直、なかなか大変な仕事なのです…。

調整という仕事
看護師さんは患者さんに対しては本当にみんな優しいです。
それなのに、私も含めてですが、スタッフ同士や他部署に対しては、言葉や態度がきつくなるという人が、少なくありません。
外来から病棟に入院するときの申し送り、病棟同士の転棟時の申し送り、検査に患者さんを連れて行った時の検査スタッフとのやりとりなど。ちょっとしたやりとり、ちょっとした言葉が「あんな言い方された」「こんなこと言われた」と、いつの間にかトゲトゲしいやり取りに、発展してしまうことがあります。
正論を、正論のままぶつけてしまっていたり、お互いの理解不足、言葉のすれ違いからしょうじている場合もあります。
部署が違えば、国が違うと思え
「部署が違えば、国が違うと思え。」
ある病院スタッフが、院内各所でのスタッフ同士のもめ事が絶えない状況を見て、言った言葉です。
違う文化をもつ他国の人であれば、自分と違う考えをしていてもそんなもんだろうと許せる。お互いの立場を理解して配慮して接するようにすれば良いのだ、と皆に諭してくれていました。
そこまで?とも思いますが、でも本当にその通りなのかもしれないと、感心したほどです。
同じ病院でも、部署が違えば立場も違う。優先事項だって違って当たり前です。
自分の考えが通じないことの方が多いです。そんな当たり前のことを心において、対応していくことが必要なのでしょうね。

こんな配慮を促していても、もめ事が発生してしまったら
もし、私が管理する部署のスタッフから他部署スタッフとのやり取りのことで報告が上がったとします。
まずは本人に状況確認をして、言い分を聞きます。
内容が相手方スタッフに問題があるようであれば、まずは、相手方部署の管理職に報告。その管理職に聞き取りをしてもらったり、自分で直接そのスタッフに話を聞いたりすることもあります。
話を聞くと、お互い見えていること、感じていることが違うため、言い分が全く違うなんてこともあります。なので、事実を突き止めるよりも、状況を整理するという視点でのぞみます。
やはり、部署が違えば相手方の状況なんてわからない場合は多々あります。
そのため、相手方で聞き取って来たことを含めてスタッフには伝え、今後どうしていけば良いか、対応を考えていきます。
相手方が一方的に不快な思いをしたという話であれば、謝罪することもありますし、本人に注意改善を促すという着地になることもあります。
その後スタッフ間同士のわだかまりが無く、仕事も気持ち良く出来る関係になればと思い、声をかけ仲介をするようにしています。
調整業務で目指すこと
この調整業務で、スタッフの代わりに謝ることもあり、損な役回りだなと疲れてしまうことも正直あります。あるのですが、この業務は大切な役割。何かあれば動きます。
それは、同じ病院で働く仲間が、同じ目標に向かって業務に邁進できるように。
業務が円滑に進むような関係性が構築して維持できるように。
そんな職場になることを願って今日も私は調整・仲介者として奔走します。
それにしても、この調整の仕事には、個人個人のもめ事調整よりも、更に大変なものがあります。
それは、部署同士の業務調整というよりセンシティブなものです。
今、まさにこの調整業務をやっている真っ最中。
多方面への根回しから始まり、かなり大変な作業を日々悩みながら取り組んでいます。
この話は、まだまだ決着していない為、次回以降の投稿でお話させてもらうこととします。
みなさんの職場では、他部署との調整、どんな工夫をされていますか?
同じように日々奮闘している師長さん、管理職の皆さん、一緒に頑張りましょう。

師長の業務は、調整業務以外にもたくさん(^^)。
師長の日々の業務内容についてこちらの投稿に書いています👇
看護師長ってどんな仕事?一日の流れと平均年収をお話します



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