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「記録業務、本当に意味あるの?」—ある出会いでの気づき。管理職として伝えたいこと。

仕事

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先日、県内の医療機関で管理職として働く方とお話しする機会をいただきました。

きっかけは、診療報酬の算定について相談したかったから。でも今回の出逢いとお話頂いた言葉は、
私に想像以上の、大切な気づきをもたらしてくれるものとなりました。


管理職のジレンマ

まず、診療報酬とは

各医療機関は、『診療報酬』という国が定めた点数制度にのっとって、提供している「医療サービス」を換算し、一部を患者さんに、残りを国に請求という形で報酬を得て経営を成り立たせています。
その『診療報酬』を算定していくには、患者カルテへの医師記録と、看護師記録が重要な役割を担っています。

報酬を得ている以上、日々の記録(適格な内容で抜けや漏れがないか)はぐちゃぐちゃでは、駄目な事は理解できるかと思います。
更に、病院の体制に関する記録は、より精度を上げていく事が必要です。

スタッフにのしかかる、カルテへの記録業務


昔のように手作業でカルテを書くという医療機関は、電子カルテが普及した昨今少ないと思います。
しかしそれでも、PCでのカルテ入力の作業は必要です。
求められる記録の精度を上げるという事は、単純に現場スタッフの記録時間が増えるという事に
なります。
日々記録業務を負担と捉えているスタッフは更に、負担に感じていないスタッフにとっても負担感が
増すというものです。

「ただでさえ忙しいのに」そんな声も当然出てくるでしょう。

きちんと自分たちがやっている事に対価を得たいから、記録整備を頑張ってほしい!
でも。。現場を疲弊させたくない。


管理職なら、一度はこのジレンマを感じたことがあるのではないでしょうか。


その管理職の方からいただいた助言

相談したお相手の方は、エネルギッシュで、深い信念を持った管理職の方でした。いただいた言葉を、自分なりに整理するとこうなります。

① 記録は「負担」ではなく「ケアの証明」

算定の条件に沿った記録は、日々のケアを振り返り評価する手段でもある。
患者さんのためになる記録は、スタッフ自身を守ることにもつながる。

② 負担と効果を、天秤にかけながら進める

加算等の算定を目指すが、現場の負担バランスを常に意識する。一気に整えようとしない。段階的に、丁寧に。

③ 「仕組みを変える」のが管理職の仕事

スタッフが記録のためにベッドサイドを離れなければならない状況は、業務設計の問題。現場のせいにするのではなく、仕組みを見直す責任は管理職側にある。


現場の声と、管理職の本音

その方も言っていました。「現場から『疲弊している』という声が上がると、本当に応えます」と。

その気持ち、私にもよくわかります。現場スタッフの日々の大変さを見ているからこそ、負担をかけることへの申し訳なさは常にあります。

でも同時に思うのです。
現場の日々の積み重ねや頑張りを知っているからこそ、その働きをちゃんと評価される形に残したい。評価される事で現場の自信となり、その自信が現場と病院の成長になる。管理職にはそこを目指して
いく責任があるのだという事を。


あなたの現場はいかがですか?

あなたの職場では、記録業務の意味を、スタッフと共有できていますか?
管理職として感じるジレンマや、工夫していること——よければコメントで教えてください。

※ 診療報酬の仕組みや記録業務の具体的なポイントについては、また別の記事で詳しく取り上げていきます。

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