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ケアマネになりたての頃、利用者の家族を2回怒らせて、事務所に帰ってから泣いたことがあります。
今だから笑って話せる話なのですが、当時は「もうケアマネ向いてないんじゃないか」と本気で
落ち込みました。
同じような経験をしている方、あるいはこれからケアマネを目指している方に、
「失敗しながら育つんだよ」ということを伝えたくて書きます。

■ケアマネ1年目の失敗①■ 家族からの「いらんって言ってるやろ!」
【状況】
入院中の利用者が退院することになり、「病院から自宅まで車いすで帰りたい」と相談を受けました。病院と自宅の距離は、歩いて約5分の所です。
家族の要望は至極シンプルで、「車いすさえ手配してもらえれば、自分たちで押して帰る」というものでした。
でも当時の私は「退院=移送サービスが必要」という思い込みがあったのか、家族が求めていないのにも関わらず、介護タクシーをしつこく勧め続けてしまったんです。
そして返ってきた言葉が「いらんって言ってるやろ!」という一言。
今振り返ると「そりゃあ、そうです」と、深くうなずけます。 家族はちゃんと自分たちで考えていたのです。私はその力を信じず、支援を押しつけていただけでした。
【この失敗から学んだこと】
「できないこと」より先に「できること」を見る。家族・利用者の力を引き出すのがケアマネの
仕事です。支援の押しつけは、むしろ相手の力を奪ってしまうという事に気づかされた事案でした。
■ ケアマネ1年目の失敗②■ 緊急訪問で「今はそんな話じゃない!」
【状況】
別の利用者の話です。
利用者が腰痛で起き上がれなくなったと、家族から緊急の連絡が入りました。
とにかく急いで訪問した私。
ベッドから動けない利用者を目の前にして、私がとっさに家族に話し始めたのは「既存のサービスを
活用した起き上がりの補助について」でした。
でも家族が本当に求めていたのは、そんな話ではありませんでした。
「腰痛の原因を調べてほしい」「病院に繋いでほしい」という、至ってシンプルな思いだった
ようです。
「今はそんな話じゃない!」
ごもっともの返事です。緊急で呼ばれているのに、緊急じゃない話をしていたわけですから。
まず受診調整をして、必要なら介護認定の変更申請をかける——それが私が最初にすべきことでした。
【この失敗から学んだこと】
当時家族も混乱しており、どうして欲しいという事はすぐに言葉としてなかったと記憶しています。
言葉が無いから、私も読み取れず…。
家族が混乱している時こそ家族の思いを聞き、不安な気持ちに寄り添いながら、「今この瞬間に
何を求めているのか」ニーズを見出す事が必要なのだと学びました。
経験が浅いと視野も狭くなる—新人ケアマネだから陥いった罠
2つのエピソードに共通しているのは、「自分の引き出しにあるものしか見えていなかった」ということでしょうか。
経験が浅いと、どうしても視野は狭くなりがちです。目の前の状況を読み取り、柔軟に対応する事が
出来ない。自分が知っている中の答えを当てはめようとしてしまう。
それが、ズレたアドバイスの押しつけになってしまっていました。
その後、お陰様でケアマネは10年続け、実績を重ねる事で同じような失敗はしなくなりました。
今は医療現場に移っていますが、新人スタッフたちの様子を見ていると、昔自分がケアマネ時代にやったような同じ事が起きているなと気づかされます。
それはおかしなことじゃない。経験不足は誰もが当たり前に通る道。
その経験不足を、周囲の仲間や先輩スタッフの力添えでカバーし、成長して一人前になっていくのだと思います。

まとめー失敗はケアマネ最大の教科書(^^)
事務所に帰って泣いた経験…。思い出すと恥ずかしいのですが、それら経験は全く無駄になって
おらず、今の私の判断力の土台になっていると思います。
怒らせてしまったご家族の方、不快な思いをさせてしまった事本当に申し訳なかったです。
しかし、怒って頂いた事は私の血肉となり、今は現場は違えど、無事に働く事が出来ています。
ケアマネを目指している方や、なりたての方へ。
失敗は恥ずかしいですが、それは「成長の証拠」です。うまくいかなかったことを、ちゃんと自分の中で消化できれば、必ず次に活きてきます。
「黒歴史」。持っていていいと思います♪
それはあなたが、頑張って本気でやってきた証拠だからです。
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