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今年も過酷な夏がやってくる
先日、クローズアップ現代で企業の熱中症対策について特集されていました。
年々、暑さが厳しくなり、熱中症を発症する方は増えています。中には重い後遺症を抱えてしまう方もおられ、2025年6月以降に国の施作として職場での熱中症対策も義務化され、屋外作業をする人を守る企業の取り組みが紹介されていました。
「ああ、今年もまたあの暑い夏がやってくる…」テレビの前で夏の暑さを思い出すと共に、ケアマネジャー時代の夏の訪問について頭に浮かんだのでした。

ケアマネ時代のこと
私は車の免許を持っていません。
当時の訪問系の募集には、車の免許を持っていることも採用時の条件としている事業所もあり、自転車で訪問できる職場と出会えたことは、とても助かっていたのでした。
しかし、自転車での訪問は、想像以上に「自然と共にある仕事」でした。
夏は暑く、冬は寒い。雨が降ればカッパを着てと、天候の影響は避けられない働き方でした。
10年以上前の夏場
10年以上前ではありますが、当時から夏の暑さは厳しくなっており、道路からゆらゆらと陽炎が立ちのぼる様子が見える日もありました。
そんな陽炎が立ち上る日の訪問は大変です。訪問先から事業所に戻ってきたら、顔は火照って真っ赤。熱波で目は血走っている状態。
かなり過酷な環境でしたから、その後看護師として病院勤務に戻ったときは、「日々の天候に影響を受けない職場環境」に心から安心し、しみじみと感謝したほどです。
それくらい、外周りの仕事は体力も気力も削られる過酷なものでした。ただ、ケアマネジャーの仕事は、一日の訪問件数をある程度自分で調整できる仕事であったという点が、幸いなところでもありました。
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訪問看護スタッフの話
私が働いていたケアマネジャーの事業所には訪問看護事業所が併設されていたのですが、そこで働くスタッフたちは、一日5件ほどの訪問を自転車でこなしていました。
みんな、夏場の日傘やサンバイザー等の日除け対策は当たり前。首元を冷やす暑さ対策グッズ等、自分で準備してなんとか身体を守りながら働いていました。
それでも、暑さでバテてしまい、業務の合間に点滴を打ちながら訪問を続けるスタッフもいました。
すっかりバテテ休憩室で横たわるそのスタッフの姿を見て、厳しい環境での就労状況を気の毒に思った事を覚えています。
そのスタッフが他の人よりも暑さに弱かったということも、あったのかもしれません。
しかし、そんなスタッフのためにも、車の免許を持っているスタッフは、車やバイク訪問を徹底するなどしても良かったのではと、今となっては思えるのですが、当時は気の毒な思いや自然のことは受け入れるしかないという思いで、その状況を見守るしか出来ませんでした。
管理職として考える
介護・医療の現場は、慢性的な人材不足です。
だからこそ、これから先の人材を守り、育てていくためには、「職場環境を整えること」が避けて通れず、その為の暑さへの対策は必須な課題だと思います。
クローズアップ現代で言われていたのは、設備や人員的な暑さ対策を講じる事への事業所の負担は年々大きくなっており、収益を圧迫する状況になってきているとのことでした。
その為、それら負担を業界全体で担えないかということと、社会全体としても暑さ対策に協力する認識理解を深めることが、今後の課題と提示されていました。
介護現場としても、利用者さんやご家族にもご理解いただきながら、現場で働くスタッフの命を守り、支えていく。そんな仕組みに繋がってくれたらと、切に思います。

今、管理職という立場になって振り返ると、「あのときの自分やスタッフを、誰がどう守れたんだろう」と、当時には思え無かった部分に、考えが及ぶ事ができます。
もし今、同じことが自分の部署で起きたら…。私はきっと、暑さでバテたスタッフに点滴を打って現場に戻すだけでは終わらせません。
休める為の交代要員は考えられないか、交代要員が無ければ訪問時の移動手段を見直せないか、訪問件数の配分を変えられないか、「個人の体力の問題」として流さず、そこから一緒に、仕組み側にも目を向け、考え、変えていけるように動きたいと思います。
暑い夏が、また今年もやってきます。
どうか、現場で働くすべての人が、無事に夏を越えられますように。
こんなグッズが個人購入では無く、希望者に配布されている職場環境になっていますように👇


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